
株式会社小田島組
物件名:株式会社小田島組本社ビル
業種:建設土木業
社員数:141名
所在地:岩手県北上市藤沢20-3
竣工:2020年2月
構造:鉄骨造2F
施工面積:933㎡
URL:http://www.odashima.co.jp
地域、業界の学び舎
国道沿いのゲームセンター・カラオケアミューズメント施設を土木会社の本社にリノベーション。キーコンセプトは「大学」。20代、30代のスタッフが7割、女性スタッフも多く活躍する。若いスタッフが多く、社内教育にも力を入れているため、教育・学びは会社にとって大切な取り組み。社内だけでなく、地域・業界にも酸素を吸うように学びの機会を提供すべく、KITAKAMI O2(キタカミ オーツー)として地域の学生が使える学習スペース、セミナー・イベント会場としても貸し出すオープンな空間を備えました。
小田島組のコーポレートカラー グリーンをベースに、施設では大学をイメージしたアカデミックにトーンを落としたモスグリーンを採用。経営者の斜め上ゆく発想と行動力を表す右肩上がりの斜めストライプをアクセントにサイン計画をしました。
見渡せて、透明性ある会社でいたい。という経営者の思いを反映させた、オープンでクリーンなオフィスデザインです。
デザイン

施設カラーのモスグリーンと斜めストライプを大胆に配した外観。

夜間はキャンパスの様子が国道沿いから見える。

スタッフ、地域の人が利用できるオープンスペース「キャンパス」

ゲームセンターだった名残を残し、ビリヤード台を受付コーナーとして再利用した。

キャンパスまで見渡せるワンフロア

ITチーム専用のセキュリティルーム。若いスタッフが多い。

キャンパスに訪れる人が会社の様子を分かるように大きなガラスを配した。

オンラインセミナー配信、youtubeコンテンツ用の動画撮影ルーム。

健康経営にも取り組んでいるため、自転車通勤を推奨。エントランスにはサイクルラックを。

集中を要する勉強会はセミナールームで。ホワイトボー、大型モニターもあり。
取り組み
本社移転の効果を高める社内外イベントを同時に行いました

なぜ移転するのか?プロジェクトチームに社長の想いを伝えるキックオフを開催。

廃業したゲームセンターの居抜き物件だったため、キックオフではファーストプランをもとに物件ツアーを開催。

2020年2/20プレオープン、2/22グランドオープン。社長による移転の意味と会社のこれからをキーノートとして講演。

二日間のオープンイベントには延べ150名以上の関係者が来場。ステークホルダーへの日頃の感謝直接伝える貴重なタイミング。キャンパスでは100名収容可能。

社長、広報部、デザイナー、ブランディング担当によるトークセッション。移転をそれぞれの立場から語った。

参加者全員で記念撮影。北上市長のほか、全国から参加者が集った。地域・業界の注目度の高さが伺える。

一堂に会することで、経営者自らが様々なステークホルダーと直接会話ができるチャンス。

社内ツアーでは若手スタッフが各所を説明。スタッフのおもてなし力も鍛えられる。

イベントユニフォームとしてオリジナルTシャツを製作。イベント後には、日常のユニフォームに採用され、大学のようなジーンズ+Tシャツのカジュアルスタイルに。

イベント来場者にはドレスコードとして、コーポレートカラーのグリーンのアイテム着用をお願いした。来場プレゼントにはオリジナルサコッシュを。

イベントはドリンクを飲みながら話を聞いてもらうハッピーアワースタイル。グリーンにこだわったドリンクを用意した。

配布物もオリジナルで制作。来場者に企業PRと新サービスのご案内を。

広報部では移転前よりプレスリリースを積極的に展開。今ではメディアに登場しない月はないまでに。

本社工事中より採用活動では新社屋をPR。首都圏のようなおしゃれな働く環境に、多くの学生が興味を持った。

旧社屋からの什器も再利用。コーポレートカラーに合わせて生地を貼り直すワークショップを内定者が実施。移転に向けて社員、未来の社員も一丸になった。

自社運営の新事業「きたかみトレーニングセンター」が本社移転を機にスタート。